2週間にわたる肺炎の治療を終え、ようやく退院の許可が出たのは、皮肉にも病院の会計窓口が閉まっている日曜日のことでした。主治医からは「今日中に帰って自宅でゆっくりしてください」と言われましたが、気になるのは入院費の支払いでした。看護師さんに尋ねると、「今日は概算も出せないので、支払いは後日になります。1週間以内に請求書を郵送しますので、届いたらお支払いください」との説明を受けました。手元にまとまった現金を用意していた私は、拍子抜けすると同時に、いくら請求されるのか分からないまま自宅へ戻ることに一抹の不安を覚えました。退院してから4日後、自宅のポストに病院の封筒が届きました。中には詳細な診療明細書と、銀行振込用の用紙、そして「発行日から14日以内にお支払いください」という案内状が入っていました。金額は、事前に聞いていた概算の範囲内でしたが、やはり10万円を超える大きな出費です。私はその日のうちにスマートフォンのアプリから振込を行いましたが、もしこれが給料日前だったらと考えると、2週間という期限は意外と短いものだと感じました。後日、病院の領収書を整理していて気づいたのですが、後日払いの場合、領収書の発行日が「入金日」になるため、医療費控除などの申請を考えている場合は、年を跨がないように注意が必要だという点です。また、後日払いの精算のためにわざわざ病院の窓口まで行くのは、病み上がりの体には負担になるため、振込手数料がかかったとしても銀行振込を選べるシステムは有り難いものでした。この体験を通して学んだのは、入院費の支払いは「退院して終わり」ではなく、その後の事務手続きまで含めて一つのパッケージだということです。後日に回すことができるという安心感は大きいですが、期限という締め切りがある以上、忘れないようにカレンダーにメモをしておくなどの自己管理が欠かせません。病院側も忙しい中で事務処理を行ってくれているので、こちらも迅速に対応することで、良好な関係を保てるのだと実感しました。もし、これから入院を控えている方がいるなら、退院日がいつになるかに関わらず、後日払いの可能性を念頭に置いて、支払い用の資金をすぐに動かせる口座に準備しておくことをお勧めします。